外国人対応者・
市民ボランティアのための
情報箱

#036 振り返る! 2024年度の専門家相談

こんにちは! 専門家相談コーディネーターの青柳りつ子です。

東洋大学福祉社会デザイン学部教授 南野奈津子さんからの投稿記事を掲載します。

南野さんにはCINGAの「外国人対応者のための相談室」のアドバイザーを務めていただいています。寄せられた相談の中で特に、福祉、児童に関わる複雑なケースについて事例を検討し、より良い対応につなげていくことを目指しています。


CINGAで行っている①外国人のための遠隔無料専門家相談会 ②外国人対応者のための相談室の2024年度報告をみてみると、相談件数や内容が変化しており、その変化から外国人の状況が垣間見えます。そして、動向での大きな変化の一つが、相談件数の増加です。過去5年間の相談件数をみると、過去5年間で約5倍に増加しました。

           2020年~2024年の相談件数の推移

増加の理由を考えてみると、外国人数そのものが増えていることも要因だと思われますが、相談対応者と外国人がつながるようになったこと、そして相談対応者が、他機関との連携をより積極的に行うようになったことが要因として考えられます。 

2024年に創設された外国人支援コーディネーターでは、連携を重要な役割の一つとして挙げていますが、様々な関係者を繋がりながら支援を行うことは確実に問題が解決する可能性を高めます。また、相談者もより多くの人が自分の生活が良くなることを応援してくれている」という思いをもつことにつながりますし、相談対応者もまた「この状況に対応する人は自分だけではない」という感覚を得ながら支援を行うことが出来ます。

ぜひお気軽にご連絡いただき、相談者、相談対応者、CINGAのチームで外国人が抱える問題の解決に取り組めればと思います。


CINGAが実施している、「外国人のための遠隔無料専門家相談会」と、「外国人対応者のための相談室」の詳細は以下の「詳細はこちら」ボタンよりご覧ください。