終了|医療現場への「やさしい日本語」導入・普及事業

東京都では、都民の誰もが安心して医療を受けられるよう、医療現場への「やさしい日本語」の導入・普及を推進し、患者と医療現場の間における、より円滑なコミュニケーションの実現を図ることを目的とした事業を、令和4年度・5年度に実施してきました。

1.地域研修コーディネート

連携事業者である順天堂大学では、令和5年度事業の一環として、地域における持続可能な医療者研修の発展につながることを期待し、対面型研修プログラムの実施を企画してきました。CINGAは本研修の連携担当として、地域における外国人支援ネットワークを活かしながら、プログラム実施に向けたコーディネートを担いました。

参加した医療関係者(医師、薬剤師、看護師、医療事務等)からは、以下のような感想が寄せられました。
・日本語でも通じることがわかってよかった
・地域にいる外国人にとってこんなに病院受診がたいへんとは知らなかった
・相談できる外国人支援団体があることがわかった
・外国人だけでなく日本人の患者にも役立つ
・同僚の外国人職員が模擬患者になって活躍しているのを見られて嬉しい

開催日開催地域開催場所
6月27日江東区江東区医師会館
8月1日江戸川区江戸川区医師会館
9月29日西東京市コール田無、オンライン
10月11日中野区中部すこやか福祉センター
10月20日中野区なかのZERO西館
10月30日立川市立川相互病院
11月8日杉並区阿佐谷地域区民センター
11月29日国分寺市本多公民館、オンライン
12月1日板橋区板橋中央総合病院
1月30日目黒区オンライン
2月10日北区王子生協病院
2月28日日野市日野市立病院
2月29日豊島区池袋保健所
3月1日武蔵野市武蔵野プレイス
3月6日港区一般財団法人港区国際交流協会
3月22日八王子市八王子共立診療所

2.教材作成(動画・言いかえ練習問題)

より医療関係者に「やさしい日本語」が普及するよう、動画作成を行いました。クイズ形式で親しみを持てるようなものにし、公開しました。また、医療機関や医療系大学などで独自に研修実施をしたり、学びたい個人の方々向けに、教材を作成しました。教材は医療×「やさしい日本語」研究会ウェブサイトでアクセス可能です。

事業に関する詳細はこちら

医療×「やさしい日本語」研究会ウェブサイト
https://easy-japanese.info/

東京都医療保健局
https://www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp/iryo/iryo_hoken/gaikokujin/gaikokujintaiou/yasashiinihongo.html