11/9 ・16 研修イベント「日本語教師×高校での日本語教育」

先日、研修イベント「日本語教師×高校での日本語教育」(全2回)を開催いたしました。ご参加いただいた皆様、イベントへのご参加とご協力を賜り誠にありがとうございました。当日の様子についてご紹介します。

第1回「都立高校における日本語教育入門と私の経験」(講師:坂本昌代さん 東京都立飛鳥高校ほか講師、 認定N P O法人多文化共生センター東京)
開催方法:オンライン

ゲストとして坂本さんをお迎えし、坂本さんご自身が都立高校で日本語支援を担当するようになった経緯、また、日本語支援を必要とする児童生徒の状況や、生徒数の推移、高校での特別入試枠などについて詳しくご紹介いただきました。後半では、坂本さんの働き方について補足いただきながら、今後都立高校で日本語教師として活躍したい人に向けた採用の実際や現場の動きについても触れてくださいました。
参加者からは、初級のカリキュラムや指導体制などに関する質問が多く寄せられ、日本語教師に求められる役回りについて、関心の高さが伺えました。

第2回「私の都立高校での経験あれこれ! 座談会」(ゲスト:坂本昌代さん、河北祐子 さん( C I N G A ) ほか)
開催方法:対面
 第2回は、今後日本語教師として働くことに関心のある方にご参加いただき、実際の現場についてゆるやかに話し合える場を設けました。

左からゲストの河北さんと坂本さん。前半はゆっくりとした自己紹介から。

後半は、机を囲みながらリラックスした雰囲気の中で、講師が参加者からの悩みや疑問に答える時間となりました。

参加者からは、「現職の方と、これから高校の日本語指導を始める方が混ざって意見交換できたことで、さまざまな問題や異なる立場からの意見を得られ、とても良い機会だった」との声が寄せられました。また、「学校での日本語教師や外部人材としての役割や課題についても学ぶことができ、有意義だった」という感想もありました。

各学校によって生徒の実態やカリキュラム、指導時間が異なる中、具体的な例を聞きながら自由に質問できる機会は非常に貴重でした。ゲストの皆様、そしてご参加いただいた皆様誠にありがとうございました。

CINGAでは、来年以降も都立高校の日本語教育について、実際に関わってみたいと関心を寄せる皆様に現場について知っていただける研修を企画予定です。ご興味のある方は、ぜひ次回の研修にご参加ください。