外国人対応者・
市民ボランティアのための
情報箱

#019 外国人を見守るご近所さんの存在

週の真ん中水曜日。
こんにちは。専門家相談コーディネーターの青柳です。

このブログでも以前書いたことがありますが、昨年から福祉の現場の方、特に社会福祉協議会の職員さんからの相談が増えました。

つまり、外国人が社会福祉協議会につながっているケースが増えたということですね。
こうしてつながる外国人は日本に来て日が浅く日本の制度をまだよく知らない場合が多いです。

外国人が社会福祉協議会につながるルートや理由はさまざまなのですが、シンガで開設している相談室への相談を見ていると、外国人ご本人が住むご近所の方で、日本人から紹介されてつながっているケースがあります。

日本人のご近所さんが偶然にもその外国人と家が近くて挨拶をするようになって以降、外国人の生活が垣間見えて心配になって関わるようになったケース、民生委員をしていて社協に繋げてくれたケース、そして、外国人側が生活に困ったときに顔見知りでご近所さんを頼ったケースなどがありました。

また、子どもが同じ保育園に通っていてママ友として外国人から相談を受けるようになってCINGAにつながったケースもありました。

社会福祉協議会は市役所に比べてまだなじみのない人も多いのかと思います。ですが、コロナ禍以降、住居確保給付金や生活福祉資金の申請で多くの外国人がこれらの制度を利用することになりました。

日本に住む年数が少ない人にとってはどうい社会福祉協議会がどのような機能を持っているのかを知らずに、誰かに教えてもらって初めてつながることになっているのだと思います。

社会福祉協議会から相談を受ける中で、離婚や養育、DVといった法律問題はCINGAの専門家相談の枠でオンラインで弁護士に相談ができます。外国人ご本人の了承が得られれば職員さんにも加わっていただき、その後の支援につなげていただいています。


CINGAが実施している、「外国人のための遠隔無料専門家相談会」と、「外国人対応者のための相談室」の詳細は以下の「詳細はこちら」ボタンよりご覧ください。