CINGAインターン生の声 #10
こんにちは、CINGAインターン生の鶴見です。
今回は、6月に台東区で実施された日本語サポーター養成講座について、インターン生として参加した経験をもとにご紹介します。
本講座は、毎週月曜日の18:30~20:30に、全5回にわたって実施されました。私にとっては、CINGAの活動にインターン生として初めて関わる機会となり、日本語学習を支える地域の取り組みやサポートをする側としての在り方について、実践を通して考える貴重な機会となりました。
ここでは、講座への参加を通して得た気づきや学びについて、特に印象に残った2つの点に焦点を当ててお伝えします。
まず、講座を運営する立場になったことから得られた学びです。インターン生として、講座の受講者としてだけではなく、講座の運営補助や振り返りの会にも参加させていただきました。講座を運営する側に立つのは初めての経験でしたが、その中で、一つの講座が成り立つまでには、講師の方をはじめ、さまざまな方の協力や準備があることを実感しました。また、講座を重ねていく中で、受講者の方々の意欲や関心と講座の内容がマッチしているかを話し合うこともありました。実施して終わりではなく、受講者の反応を踏まえて内容を振り返り、次の回に向けて考え続ける。その積み重ねが、よりよい講座をつくることにつながるのだと学びました。
次に、受講生の方とのかかわりから得た学びです。インターン生として受講者の方と一緒に毎回の講座を受けさせていただいていました。毎回の講座では、グループワークの時間や考えを共有し合う時間が設けられており、受講生の方とお話をする機会が多くありました。その方には、今まで外国人と全く関わってこなかった人、実際に受講生自身が外国にルーツを持っている人、会社や学校に外国人がいて、その人をきっかけに日本で暮らす外国人に何かしたいと考えている人など、受講のきっかけや背景は一人ひとり異なることを知りました。現在、日本では外国人をめぐる議論が活発になっており、SNS上でも外国人に対する否定的な言説に触れる機会があります。一方で、今回の講座を通して、地域には、日本で暮らす外国人を身近な存在として捉え、自分にもできることがあるのではないかと考え、実際に行動しようとしている人がいることを知りました。
こうした経験から、社会全体の風潮やSNS上の言説だけでは捉えきれない、地域の中で生まれている一人ひとりの思いや取り組みに目を向けることの大切さを感じました。
そして、今回の経験を通して、CINGAが果たしている役割についても考えるようになりました。日本語サポーター養成講座のように、人が学び、出会い、つながる機会を地域の中につくることは、社会全体をすぐに変えるものではないかもしれません。しかし、こうした場を一つひとつ生み出し、そこに関わる人々をつないでいくことが、地域における多文化共生の土台になっていくのだと思います。CINGAは、こうした機会の設置を後押しし、さまざまな人や機関をコーディネートすることで、社会の大きな風潮に左右されるのではなく、地域に根ざした実践を通して、多文化共生を少しずつ形にしているのだと感じました。
今回、講座の運営に関わり、受講者の方々と時間をともにしたことで、講座そのものだけでなく、その背景にある人と人とのつながりや、地域で活動を続けていくことの意味についても考えることができました。この経験を、今後のインターン活動にも生かしていきたいと思います。