#20 「わたにほ」使用状況アンケート&「Q&Aの会」実施報告
こんにちは!
地域日本語研究チームの西山です。
少し前になりますが、今年度も毎年恒例の『わたしをつたえるにほんごCINGA版(わたにほ)』の使用に関するアンケート、そして「わたにほQ &Aの会」を実施しました。
ご回答、ご参加くださった皆さま、ありがとうございました!
今回も、「わたにほ」を使用する中で生じた「学習者が自分の声を伝え、相手の声を受け取ることができたと感じるエピソード」をシェアしていただきましたので、皆さまにも一部ご紹介します。
・登場人物の話を参考に、それぞれ「わたしのはなし」を書いてもらいます。学習者の皆さんが考えや状況を自分の言葉で伝えることができ、皆さん喜んでいらっしゃいます。私自身も、彼等の考えや状況を知ることができ、楽しいです。
・Unit3で好きな食べ物の話をした際、好物と苦手な食べ物が真逆の学習者さんがいらして、お互いに大笑いしている姿を見て、手ごたえを感じました。
・モデル文を参考に、授業外の時間で調べたり考えたりしながら、わたしのはなしを作り、授業に臨む方がほとんどです。そのように手間をかけて書き上げたわたしの話であるからこそ、他者の話も熱心にメモしながら聞くという傾聴の姿勢が見られます。話す側も、聞く側も、相手に伝えようとする姿勢があり、尊重して聞こうとする姿勢があります。話す側も、準備したわたしのはなしを”読む”というよりも、聞いてほしいという思いから、聞き手の表情を見ながら、必要に応じて言い直したり、言葉に補足したりしながら話してくださいます。そうした姿勢で授業に参加してくださる方が、年々増えるように感じています。
・受講した外国人がコース後、職場の人と話すようになった。
・トピックの会話から広がってもっと言いたい、さらに伝えたいことが見つかり、学習内容を考慮するのにとても参考になった。
・授業中は、少し固い雰囲気を感じていたのですが、地元の方と授業で扱ったテーマをもとに会話する交流会を設けたところ、笑顔で相手の話を聞いたり質問しあったりして話が弾んでいて嬉しく思いました。
・自分の国について、家族について、好きな食べ物について等、文章をお手本にして話してくれる学習者さんが多いです。お互いに、話を聞き合い、仲間になっていく様子も見られました。
今年度も、学習コミュニティの中での「わたにほ」をきっかけとしたお互いの「声」のやり取りのご様子を伺うことができ、うれしく思いました。
また、このほかに、教室外での教材使用の様子についてシェアしてくださるコメントもありました。
・学習者のご家族からも、学習法として好評をいただきました。YouTubeを繰り返し観たり聞いたりしながら、お一人でも話すことや聞くことを学びやすいとのことでした。
たくさんの教材や学習方法がある中で、「わたにほ」を使用した学習方法が合う方に、「わたにほ」が届いたことがうれしく、その橋渡しを担ってくださった皆さまに心より感謝いたします。