2022年度 日本語学習支援者研修プログラム普及事業 4地域合同報告会 実施報告

【内容】

  日本語学習支援者研修プログラム普及事業4地域合同報告会の実施報告

  日本語学習支援者研修プログラム普及事業4地域合同報告会 録画視聴案内

 

<① 実施報告>

 2022年度、CINGAは実施3年目となる「普及事業」の総まとめとして、2回の事業報告会を実施しました。このページでご紹介する4地域合同報告会は、過去2カ年に「普及事業」に参加した4地域(茨城県、札幌市、千葉県、長崎県)による合同報告会として実施しました。(自治体としての参加の有無は、地域によって異なります。)

 *「普及事業」の内容についてはこちら

 本報告会は、過去2カ年に「普及事業」に参加した地域の中長期的なふりかえりの機会として、また4地域の実践を広く知ってもらい、他の地域で日本語教育の体制づくりを進めている関係者の参考にしてもらいたいという願いから開催されました。各地域のチームメンバーがそれぞれの地域での実践を自ら紹介し、普及事業に参加した感想や実践から得た変化、現状や課題、それを踏まえた新たな実践などについて報告しました。 

●「4地域合同研究会」と「アドバイザーとの地域別検討会」

 報告会前には、「4地域合同研究会」を2回行い、普及事業参加後のそれぞれの状況や実践を報告し合いました。また、「アドバイザーとの地域別検討会」では、これまで自分たちが行ってきた実践において何をどのように考えてきたか、それを外部の人である報告会参加者にどう伝えるかを各地域担当のアドバイザーとともに入念に話し合いを重ね、まとめた報告内容について再度研究会で報告するというプロセスをとりました。自分たちの実践を言語化し報告すること、そして、アドバイザーや他の参加地域の報告に耳を傾けることは、自らの実践のふりかえりを深める機会となりました。(図1参照)

                       図1

●「4地域合同報告会」

 報告会はオンラインで実施し、当日は、地域日本語教育事業に関わる行政担当者や国際交流協会、地域日本語教育コーディネーター等約90人が参加しました。

報告会前半では、4地域が地域ごとにどのような研修をどのように行ったかについて発表しました。地域によって役割分担や研修の実施方法が違い、そこに面白味を感じた参加者も多かったようです。「困った時に頼れるチームができました」「今後は日本語学習支援者研修参加者のネットワークを広げることにも力を入れていきたい」など、自分たちの変化や事業終了後の取り組みなどについての発表もありました。

報告会後半は、地域別のルームに分かれての質疑応答セッションが行われ、各地域のメンバーが、参加者やCINGAアドバイザーからの質問に答えました。行政をどう巻き込んでいけばいいかなどの質問もあり、地域は違っても同じ悩みを持つ同士、率直な意見交換の場ともなったようです。終了後のアンケートには、「ざっくばらんな話が聞けてよかった」「それぞれの立場からの本音が聞け、自分たちが行政と関係性を作っていく際の参考になった」などの感想も寄せられました。

(図2参照)

                        図2

*アンケート結果は こちら

この報告会を参考に他の地域でも外国人支援や地域日本語教育に携わる人たちの地域チームが構築され、多文化共生への取り組みが加速することを期待したいと思います。

<② 録画視聴>

上記報告会の録画を視聴いただけます。

対象は、自治体や国際化協会ご担当者等、日本語学習支援者研修の実施・運営に関わる役割の方です。

録画視聴のお申し込みフォームは こちら

録画視聴ページは こちら

視聴用パスワードは、申込みフォーム送信後に表示されます。フォームを閉じる前にご確認ください。